前回の夢中になれるなにかを見つける方法の続きです。

私がいつも、やろうと思ったことをリサーチや準備もそこそこにとりあえずやり始めてしまう理由はもう一つあります。

何事も思ったよりもずっと難しくて大変で時間がかかるからです。

例えば私が歌手に憧れて歩み始めるとします。

まずボイストレーニングに通って声の出し方や立ち方、呼吸の仕方、歌のテクニックなどを練習します。

それなりの技量を身につけても人の心を感動させて、もっと聞きたいと思わせるような表現力がありません。歌詞の世界をとことん想像して深く理解しそれを表現できるように、ありとあらゆる歌を練習し、自分で作詩をしてみたりします。

曲への理解も全く足りていないので、ベースやドラムやギターなどのそれぞれの楽器がいつ何をどうやって表現しているのかを分析します。作曲技法について学び始めたりします。

初めてライブで歌ったときに、その場にいる人の心を歌の世界に引き込むため、場づくりやトークも磨く必要があると気づき、勉強して練習します。

いろいろな歌い方ができる必要があると気づいてジャンル問わず聞いて歌えるようになります。

どんな歌でも表現できる、感性に富んだ人間になるために舞台を見たり絵画を見たり、料理を学んだりし始めます。

 

さて、書いていくと限りがないのでこの辺で終わりますが、自分が憧れる歌手になれるまでいったい何年の月日が必要でしょうか。

生計を立てられるようになるまで何年かかるでしょうか。もしかしたらすぐに売れて数ヶ月かもしれませんが、それでもやることは同じだと思います。

自分を応援してくれる人が増え、自分の歌に励まされたというメッセージをもらって、自分や人の想いに応えたくて夢中になっていくのです。

何事も、思ったよりも難しくて時間がかかります。もし今、やりたくないことを仕事にしているのなら、何歳になるまでそれにエネルギーと時間を使うつもりですか。

夢中になれることに時間を使わないで、本当にOKですか。